「怒り」

あなたが誰かに怒っていて、その怒りを彼に投げつける時、あなたは連鎖反応を作り出している。

今や、彼もまた怒るだろう。

これが一生続くかもしれない、あなたたちは敵であり続ける。

どうやったらそれを終わりにできる？　


ただひとつの可能性がある。

あなたは他のどこでもない、瞑想においてのみ、それを終わらせることができる。

なぜなら瞑想において、あなたは誰かに怒っているのではない――あなたはただ怒っている。


この違いが基本だ。

あなたが誰かに怒っているのではない。

あなたはただ怒っていて、その怒りが宇宙へと放出されている。

あなたは誰も憎んではいない。

もし憎しみがやってきたら、あなたはただ憎んでいて、その憎しみが投げ出される。

瞑想において、感情は誰かに向けられてはいない。

それらに宛先はない。

それらは宇宙へと溶け込み、宇宙がすべてを浄化する。


それはまるで、汚れた川が海へと流れ下るかのようだ。海がそれを浄化する。

あなたの怒り、あなたの憎しみ、あなたの性欲が、宇宙へと、海へと溶け込むときはいつでも――それが浄化してくれる。

もし汚れた川が別の川へ流れ込むなら、別の川も同様に汚れる。

誰かに怒っている時、あなたは自分のごみを彼に投げつけている。

そして彼も自分のごみをあなたに投げつけ、互いに汚し合うプロセスになる。


瞑想において、あなたは浄化されるために自分自身を宇宙へと投げ出している。

あなたが投げ出すエネルギーのすべてが、宇宙の中で浄化される。

宇宙はあまりにも果てしなく、あまりにも壮大な海なので、あなたはそれを汚すことはできない。

瞑想において、私たちは人物とはつながらない。

瞑想において、私たちは直接、宇宙とつながる。


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