「心の傷を癒すカウンセリング366日」(今日一日のアファメーション)西尾和美より
12月5日
『適当な自己主張をする』
自分は生きるのに、あたいする人間です。
自分は自分のままでいいのです。
自分は愛するに、あたいする人間です。
自分は、自分の居所をつくっていいのです。
自分を、うんと好きになります。
適当な自己主張をしていますか。
自分の意見を適当に、はっきり言う練習をしていますか。
自分の感情を、適当に表現していますか。
自分の考えを人前でしっかり述べる習慣がついていない社会で育つと、自己主張するのはなかなか難しいものです。
つい相手に威圧されてタジタジとなり、自分の言いたいことも言えなくなってしまいがちです。
自分の思っていること、したいこと、してほしいことなどが相手に伝わらず、ますます気が小さくなってしまいます。
こうしていると自己評価が下がり、鬱な状態に落ち込んでしまうことも珍しくありません。
自分の言いたいことも言えないので、自分の中にだんだん不満がつもり、思っていもいないところで爆発したり、弱いものいじめをしたり、食べ物やアルコール、処方箋などで不満足さをマヒさせたりしがちです。
また欲求不満になってつい非理論的になり、ヒステリックに相手を怒鳴りつけたりすることにもなります。
これらは、適当な人間関係をつくる方法にはなりません。
適当な自己主張は、相手を恐れず、しかも尊敬の念をもって、思いやりをこめてするものです。
相手を責めず、攻撃せず、自分の経験、自分の考え、自分の感情を述べていきます。
必要なときには「ノー」がはっきり言えることも自己主張の一つです。
そしてまた、相手に要求することがあったらていねいに頼むことも、自己主張の一つです。
十分考慮して自己主張をしたとき、相手が拒否したり、怒ったり、気を悪くしたら、それはあなたの責任ではありませんから、タジタジせず相手にまかせましょう。