アコアのブログ

暴力あるいは暴力の影響を受けた女性たちの回復支援/当事者団体(福岡市) NPO法人アコアのブログ                        自助グループMTG /カタルシス瞑想会 / ARTプロジェクト/Dance WorkShop / 女性のための福祉サービス自立訓練(生活訓練)事業所「アミーガ」(藤崎)

https://npoacoa.wixsite.com/npoacoa

Mail:npoacoa@gmail.com TEL:092-210-3355 (080-5171-3501)

女性のための福祉サービス自立訓練(生活訓練)事業所「アミーガ」(藤崎) https://npoacoa.wixsite.com/amiga

「抑圧された感情」~家族間で隠される感情~

「ファミリーシークレット」~傷ついた魂のための家族学 
(ジョン・ブラッド・ショー著 香咲弥須子訳)より


P78<抑圧された感情>
~家族間で隠される感情~


人は秘密を、出来事や事実を隠すものとしてとらえているようだが、

私の経験によると、

ほとんどの問題のある家族が隠しているものは、考えや感情である。



家族のメンバーの誰かが、特に両親が、

彼らが感じていることを感じないようにふるまったとしたら、

それはおかしなことになるに違いない。



母親が怒っていたら、だれもがそれに気づく。

たとえ本人が怒っていないふりをしていても。



父親が、おばあちゃんに対していい感情を抱いていなかったら、

そのことに気づく人が多いかもしれない。

たとえ彼がその感情を表していなくでも。



こうした心理的な秘密は、

親密な家族のコミュニケーションをはかる上でたいへんな障害となる。



自分の感情を隠そうとするのは、

その感情に自分が傷つくのを恐れているからだが、

自分に恐れを抱いている限り、家族と健康で親密な絆を結ぶことはできない。



私が私自信の感情にすっかり浸っているとき、

私は真実の私であり、また無防備である。


他人から見ると、非常に傷つきやすく見えるはずだ。


私に近づきやすいと感じる人もいるだろう。


その時、私は自分を防御する壁を下ろしているからである。



両親が彼らの考えや感情を抑え、隠しているとき、

子どもたちは、それらを受け取り、

どこかに吐き出すか、あるいはうちに抱え持たなくてはいけない。


両親が目を背け、締め出した感情的な問題がなんであれ

子どもたちは必ずそれを受け継ぐものなのである。




『ファミリーシークレット』ジョンブラッドショー著 より

https://npoacoa.wixsite.com/npoacoa