「心の傷を癒すカウンセリング366日」(今日一日のアファメーション)西尾和美より
12月26日
「健全な忍耐力を培う」
自分は生きるのに、あたいする人間です。
自分は自分のままでいいのです。
自分は愛するに、あたいする人間です。
自分は、自分の居所をつくっていいのです。
自分を、うんと好きになります。
健全な忍耐力を培いましょう。
不健全な辛抱と健全な忍耐力の違いは、わかってきていますか。
まわりの人から「我慢しろ」「辛抱しなさい」「自分勝手なことはするな」「わがままだ」「文句をいうとバチが当たる」「黙っていなさい」「言われたとおりにしろ」「メソメソするな」などといつも言われて育つと、自分の言いたいことやしたいことと、してはいけないこととの区別がつきにくくなります。
しばらくすると、「どんなに悲しくても、それほどたいしたことでもないかもしれない」「自分がしたいことは、できないに決まっている」「自己主張は、してはいけない」「自分が悪い」「自分のせいだ」「自分さえ我慢すれば、何とかおさまる」などと思い込んでしまいます。
自分が感じ見た事実は否定され、自分の感情を殺し、どんなに惨めな状態にあっても、これしかないと辛抱に辛抱を重ね、状況はますます悪くなっていきます。
健全な忍耐は、過去のまちがいやまわりの人の成功から学び、適当な行動をとったあと、自分の孤立、責任、自己尊重、自由さが得られる方向へ向かうときの必要なものです。
アビューズを受け続けるような不健全な忍耐は捨てて、自分を大切にできる忍耐力を培いましょう。