「心の傷を癒すカウンセリング366日」(今日一日のアファメーション)西尾和美より
11月9日
『助けることが本人をダメに』
自分は生きるのに、あたいする人間です。
自分は愛するに、あたいする人間です。
自分は、自分の居所をつくっていいのです。
自分を、うんと好きになります。
他人を助けることで、その人をだめにしてしまうことがわかっているのに助けてしまうの は、自分勝手な行動です。
たとえば、酔っぱらい運転で逮捕された人を、かわいそうだ、助けてあげなくては、と保 釈金を調達したり、弁解して救い出すのは、良いことに見えるかもしれませんが、長い目で見 ると害になる行動です。
夫にぶたれたり蹴られたりして傷を受けているのに、医師などには、夫をかばって「自分が 階段から落ちた」などとウソをつき、その場を逃れたりするのも、長い目で見ると役に立たな い言動です。
こうして相手をかばってしまうと、本人は不健全な行動をし続け、結局、本人自身、家族、 まわりの人全部を、ぐちゃぐちゃにしてしまいます。
先行き害になることがわかっているのに、その場の不快さを払いのけるため、いらない罪の 意識に押されて、相手を助けてしまう身勝手な行動はやめましょう。