■キーワード「発達障害」
発達障害は、子どもが成長・発達していく過程で、理解や行動に問題があり、生活や学習の中で問題が出ている状態をいう。
生まれつきの特性と言われているが、それだけでなく、親のかかわりなどの養育環境、学校などでの集団生活との関係、また突発的な体験などが影響することもある。
発達障害には、注意欠如・多動性障害(ADHD)、広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー症候群)、学習障害(LD)などがある。ADHDは、不注意(集中できない)、多動・多弁(じっとしていられない、一方的にしゃべりつづける)、衝動的に行動する(考えるよりも先に動く)が特徴。
広汎性発達障害は、言葉の発達の遅れやコミュニケーションの障害、対人関係がうまくできない、興味や行動に偏りなどがある。
LDの子どもは、知的な発達には問題はないが、「読む」「書く」「計算する」など特定のことが極端に苦手だ。
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