ビンジ(過食)とパージ(浄化)のサイクルは アルコールやドラッグ依存症の「ハイ」と「ダウン」の時の状態とよく似ている。
ビンジは、辛い感情や、自己否定感による痛みを遮断する行動ですが、 同時に、自虐行為でもあり、自己否定感に油を注ぎます。
パージは、深まった自己否定感を和らげようという試みです。
食べ物と体重とが、人生で唯一残された‘自分がコントロールできる領域'だと 信じている行動です。
外見を何とかコントロールすることで、 内面の怖れや痛み、孤独、自己否定感を、 少しは何とかできるだろうと、思い込んでいるのです。
感情の遮断状態とは、
これ以上傷つかないように、と、
張り廻らされた予防線。
これにより感情は変装を施され、否認されるかもしれませんが、決して消えることはないのです。
感情は、メッセージでありヒントだということを、理解しましょう。
感情は、傷つけるためにあるのではなく、自分を助けるためにあるのですから。
自分には、抑圧された感情がたくさんあるという事実、
主に「怒り」(怒りは傷ついたことへの自然な反応)があるのだという事実も少しづつ認めていきましょう。
自分がAC(アダルトチルドレン)であること、そして、その背景にある 機能不全だった自分が家庭のコミュニケーション環境を言い訳や理由をつけずに、まずは認めることから始まります。
……
♡♡ アファメーション ♡♡
☆完璧ではないけど、私はこれでいい。
☆間違いを犯すけど 私には価値がある。
☆ありのままの私はかけがえのない存在だ
……
非現実的なハードルを、現実の高さに下げて、これらの言葉(アファメーション)を受け入れて、自分の中にきちんと位置づけていく過程こそが回復。
頭のどこかで考えているような、『完璧な回復』などはきっとどこにもないのです。
参考文献:クラウディアブラック『持ちきれない荷物を抱えたあなたへ』
*7月8月に福岡で 感情解放のワークショップを開催予定です。ご興味お持ちの方はお気軽にメッセージください