アコアのブログ

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想うことなど

こんにちは ikue です 

みなさま台風大丈夫でしたか? 

昨夜は風が強くて怖かったーー

今朝は遭難された方の救出場面をネットでみて ハラハラしました。

みんなが無事で 被害が少なくすみますように 祈ります。。。。




さて、衆院選も終わりましたね。

みなさまの選挙区はいかがでしたか?



私が応援していた方は無事に比例復活で当選! 嬉しいです。



そして 今回の選挙では、

改めて、

「正しい言葉の使い方」や 「人権」について、

「民主主義」とななにか、

憲法の持つ力と目的」はどういうことなのか なども それまで以上に学べたような気がします。 


(分かったような気になって、分かっていないことが多い・・汗



たとえば、今、私は NPO法人アコアの「定款」の見直しをしているのですが、

「定款(ていかん)」 というのは、「自分たちで決めてつくる自分たちのルール」であり、

それは、まさに憲法と同じようなものなんだ、と 初めてすっきりと理解できました。

 (いまさらの理解でお恥ずかしいのでが・・)




みんなで決めたルールを みんなで守り、必要があれば都度話し合って改善していく。

そのためには、話し合いが必要です。

ですが、

話し合うために必要な「前提条件」があることを

多くの人が理解されていないんじゃないかな・・と思います。

(かつての私も私の家族もそうでした・・)



・自尊心/境界線 / アサーティブ
・「言葉」についているイメージは 人それぞれ違うということ
・相手の話を聴く力(相手の内的世界を理解しようとすること)
・自分のいいたいことを伝えるための自分の言葉を持つこと 
・質問の意図を明確にすること、確認すること
・「批判」と「非難」(誹謗・中傷)はちがうということ
・アイメッセージ/ユーメッセージ
・存在についての発言/行動についての発言
・自分の言葉を振り返る力(いった言葉の責任など)
・・・etc


↑ざっと書いてみたけど、このくらいは 知っておく必要があると思います。



私たちは

とても簡単に 「話し合え!」 とか 「話し合いができない・・」などと、

「話し合い」という単語を 日常で用いていますが、

実はそんなに簡単なことじゃないとおもうんです。



「相手の言い分」 は 「相手のもの」 なのだから、

それに(相手のもの)に文句言うのは自由だけど 「それはおかしい」と、説明なく否定して、自分の正しさを押し付けるのは違うな。 ・・

等ね。  そういうことも 多くの大人たちに理解されていないように感じます。



「あなたは(あなたには) そう感じている(感じられる)のですね」 と 相手の言葉は相手のものとして、自分の反応とは分けて聴ける力 ・傾聴力。


「私は あなたの○○という言葉や態度に このように反応している。だからこういう気持ちになっている。

よければ~~してもらえないか?」 と 

自分の心に起きたことを説明してから自分の主張を伝えられる アサーティブな姿勢。



もちろんトラウマがケアされていなければ、

聴くスペースもないし、
自尊心がキーワードとなる「相手も自分も尊重した爽やかな自己主張~アサーションも、難しいです。


でも、とにかく

実際に うまくできる・できない は ともかく、 

その知識や理解くらいは 普及するといいなと思うのです  (・・ワタシ頑張れ か。笑)




また、候補者の方々の訴えを聞いて、 自分の意見を主張するときの 「基本的構え」も よく見えました。


相手を貶めて 自分の正義を主張するのは 私は好きじゃない・・。


相手の「行動について」言及したうえで

自分はそれを認められない・受け容れられないから、こういうことを選ぶ」 と訴えてもらうほうが

聞いていて安心できますね。  そうではない悪口は 嫌な気持ちになります。

自分以外の誰か(第3者)を巻き込んで自分の正当性を訴えるやり方も、聞いていて気持ちよくないです。
交流分析でいうところの「ゲーム」のなかにありますね)




そして、今回、色々な方の演説を聴いてきましたが、

私にとって 特に印象的だったのは、立憲民主党の枝野さんの

  「・・・’サービス残業’などという あってはならない言葉 が 生まれてしまった。・・・」

 という発言(言葉遣い)でした!


「そうか、「あってはならない言葉」。

そんな造語は 確かに昔はなかったな・・

それを当たり前のように使っているうちに 「在るのが当たり前」 になってしまう・・・

そう思わされてる私たちがいるかも。そうだそうだ、刷り込まれちゃいけない。気をつけなくては!」


と、

目が覚めたような気持ちになりました。





自分が無自覚に使っている 口癖や言葉、言葉遣いに 意識を向けて

気をつけながら、過ごしていたいです。






アダルトチルドレンは 大人たちの 「言葉の力への理解や扱い」の未熟さ によって
生まれたものだともいえると思います。

加害者たちや 毒親たちの養育環境には、
自尊心とか尊重とか、子どもの権利(人権とか人権意識)とかいう言葉はなかっただろうと思うし。

あるいはそれらの言葉を振りかざし、道徳に縛られ、善い人を演じ、、
でも実は 抑圧されている無自覚な怒りや攻撃性が内側にうごめいていることもあると思います。)




長くなりました。うまく纏められた感じもないのですが、、いろいろ体験できた今回の選挙、やはり民主主義に不可欠な「話し合い」がテーマになった私のアコア的総括でした。


ありがとうございました






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