こんばんは。
本日アコアハウスの片づけを開始できました。
まだまだ作業は残っていますが、家具の引き取りや処分の目途がついてホッとしています。
お手伝い募集に応答くださった皆さま、ありがとうございます。
もうひと頑張り。しばし片付けのご協力と応援、よろしくお願いいたします。
これを機に久しぶりに再会できることもとても嬉しいです。
🌸ヨーコさんという女性~「あなたは引っ越し屋さんですか?」
今回も、アコアの理事兼アミーガ管理者のヨーコさんが手伝ってくれています。サクサク片付きます。
ヨーコさんはこれまでにもアコアに繋がってくれた緊急の女性たちの引っ越しや物品探しを(おそらく数十回以上)手伝ってくれています。 手配や段取りのみならず、ご自身のボックスカーで家具の移動(180センチ迄搬入可能)も行ってくれます。「あなたは引っ越し業者さんですか?」と言わんばかりの有能ぶりを発揮してくれます。 今日も片付けの合間にアコアハウス間借りから引っ越した女性の転居先迄、彼女の荷物をボックスカーで運んでいました((´;ω;`)ウッ…ありがとうございます。
🌸避難後のサポートについて
家族から避難してきた女性たちは、慣れ親しんだ地元から離れ、頼る人もおらず(もちろん心身の緊張や混乱・興奮状態もあるでしょうし、フラバや悪夢で睡眠不足にもなりますから)必要な手続きごとや、住まいを見つけること、家具や家電等の手配等、ひとりでうまくできるはずがありません。負担が大きすぎます。
避難後すぐにNPOや福祉に繋がれて、細やかなサポートをしてもらえる方はほんとうに少ないと思います。
🌸仲間の声「もしもアコアに繋がらなかったら私は・・・」
木曜日は前述の女性の引っ越しのお祝いとして、一緒に「引っ越し蕎麦」を食べました。
「ようやくここまでたどり着けた」安堵と喜びを分かちあううちに「これまでの避難体験が走馬灯のように過ってきた」と、逃げた後から今に至るまでの道のりについて振り返り、思うことを話してくださいました。
彼女は助けを求めた自治体の窓口で「ここにはあなたのような人を支援するNPOはない。そもそもそんな需要もない」と言われたそうです。
警察でも乱暴な物言いをされ、いまだに怒りがこみあげてくると仰います。
彼女がアコアに繋がった当時はまさに「混乱の真っ最中」で本当に疲弊しきっていらっしゃいました。
「先が見えない真っ暗闇のなか、進む道も見えないのにそれでも歩き続けなくちゃいけない」
「親に見捨てられ、町に(役所に)見捨てられ、自分はいったいどうすればいいのか・・」
「もしもアコアにつながれずにいたら、いったい自分はあの先どうなっていたんだろう。考えるととても恐ろしい」と。
彼女の言葉は生命からの言葉に聞こえました。いま私の目の前で生きている彼女の声が聞けることの奇跡と価値をかみしめる瞬間。私自身も危うい時を生き延びた過去があります。そして「生きることを選ぶしかないなら私は・・」と心に強く決めた野望も思い出しました。
いつも仲間に大切なものを思い出させてもらっています。
暴力をなくすことは難しくとも、暴力から逃れた後が困難である必要はないはずです。
細やかなサポートと費用負担を心配しないでケアができる環境は足りていません。
変えていきたいです。
ここからはアミーガを拠点として、福祉と女性支援の連携強化を目指して
変えられるものを変えていくためのアクションをこつこつ継続していきます。
明日も片付けがんばります。
長文を読んでくださりありがとうございました。また報告いたします。