人が憂鬱になると、みかけは何も起こっていないように見えるが、心の内部では、いろいろなことが進行している
恋愛が魂にとって役立つのは、日常的な出来事に対する関心が葬られて、魂が活動する余裕を持てるからである。
不安になったりイライラしたりすることも
それは魂の活動という観点からみれば、全く悪いことではないのだろう。
不安の所在を他者(出来事)に押し付けるのは、魂を寄せ付けないでいるひとつの方法であることが多い。
焦点を当てるべきは他人(出来事)ではなく、その神秘と、率先力を備えた、魂そのものである。
単に「自信のない自分」「だめな自分」で片付けることなく、求める行動が魂からの行動であればあるほど、そこに起こる不安や憂鬱なイメージと付き合ってみることは大切である。
新たな視点で、見つめる。
勇気を持って不安や緊張に耐えることを通して新しい展望を獲得できれば、そのプロセスは意識での理解が不能になり、幻想や愚かな行為が神秘的な魂の錬金術において独特な役割を果たすことに気づけるかもしれない。
魂は単に楽な道を選ばない。
魂の要望に答えることで癒しを得たければ
イメージにしがみつくだけでなく、
物事の核心に横たわる痛みや、不安を伴いやすい特定のイメージと、付き合わなければならない
その恋愛が運命的なものであればあるほど
日常とは違った視点で魂の活動とそのイメージに、寄り添ってあげるべきなのだろう
トマスムーア著 「魂の伴侶~ソウルメイト」より