ビンジ(過食)とパージ(浄化)のサイクルはアルコールやドラッグ依存症の「ハイ」と「ダウン」の時の状態とよく似ている。
ビンジは、辛い感情や自己否定感による痛みを遮断する行動ですが、同時に自虐行為でもあり、自己否定感に油を注ぎます。
パージは、深まった自己否定感を和らげようという試みです。
食べ物と体重とが、人生で唯一残された‘自分がコントロールできる領域'だと信じている行動です。
外見を何とかコントロールすることで、内面の怖れや痛み、孤独、自己否定感を 少しは何とかできるだろうと思い込んでいるのです。
感情の遮断状態とは、これ以上傷つかないように、と張り廻らされた予防線。
これにより感情は変装を施され否認されるかもしれませんが決して消えることはないのです。
感情はメッセージでありヒントだということを理解しましょう。
感情は傷つけるためにあるのではなく、自分を助けるためにあるのですから。
自分には抑圧された感情がたくさんあるという事実、主に「怒り」(怒りは傷ついたことへの自然な反応)があるのだという事実も少しづつ認めていきましょう。
自分がAC(アダルトチルドレン)であること、そしてその背景にある機能不全だった自分が家庭のコミュニケーション環境を、言い訳や理由をつけずにまずは認めることから始まります。
アファメーション
☆完璧ではないけど、私はこれでいい。
☆間違いを犯すけど、私には価値がある。
☆ありのままの私はかけがえのない存在だ。
非現実的なハードルを現実の高さに下げて、これらの言葉(アファメーション)を受け入れ、自分の中にきちんと位置づけていく過程こそが回復。
頭のどこかで考えているような『完璧な回復』などは きっとどこにもないのです。
参考文献:クライウディアブラック 持ちきれない荷物を抱えたあなたへ
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