「重荷」~osho禅タロット
「こうすべきだ」「こうすべきではない」という他人から押しつ けられた重荷をかついでいると、私たちはこの人物のようにボロ を身にまとい、登り坂を悪戦苦闘して進むことになります。
彼が 背負っている愚かな暴君は、「もっと速く、もっと頑張って、頂上に行き着くんだ!」と叫んでいますが、その暴君自身は傲慢な 雄鶏(おんどり)の冠をかぶっているのです。
最近、生は揺りかごから墓場へとつづく苦闘でしかないと感じるようなら、ちょっと肩をす くめて、このような人格を背負わずに歩くとどういう感じがするか見てみる時かもしれません。
あなたにはあなた自身の征服すべき山があり、実現すべき夢があるのですが、
それを実行するエネルギーは、他人から寄せ集めたものなのに自分のものだと思い込んでいる期待をすべて解き放たないかぎり、けっして得られません。
たぶん、それらはあなた自身の心のなかにしか存在していないのですが、
だからといって、それらがあなたを押しつぶして しまうことがないとはかぎりません。
荷をおろして軽くなり、それらを行くべきところへ勝手に行かせてしまう時です。