アコアのブログ

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共依存の主な特徴

 (「アダルトチルドレンと癒し」西尾和美著 学陽文庫 p85より)



  共依存の言動、思考、人間関係等の主な特徴>

   
  1)自らを犠牲にして、他人を助けたり世話したりする。

   (自分のことより、相手の世話のほうを重要だと思い込んでいる。自分が相手に  とって必要な存在になることや、感謝されることを無意識のうちに期待し、また 「自分がいなければこの人はだめになってしまう」と、自分が相手にとってなくてはならないものだと思い込む。有難がられるなど報酬を期待している)

 

  2)他人の行動、感情、考え方、結果を変えようとコントロールする

   (なだめたり、怒ったり、頼んだり、罪の意識を植え付けたり、アドバイスした  り、丸め込んだり、おせっかいをしたりして相手を変えようと工夫する。
   とらなくてもよい相手の行動の責任はとるが、自分の行動がどのような結果を招  いているかは考えない)


 
  3)問題や危機が起こっているような状況に身を置きやすい

   (不安定な他人中心の生活をし、ハラハラしたり心配しながら生きていないと空   虚な感じがして、どうしていいかわからなくなる。信頼することができないよ   うな人に、無意識のうちに惹かれてしまう。)


 
  4)依存心が強く、一人でやっていけるという自信がない

   (自分に自信がなく、自己評価が低く、「見捨てられ危機感」に襲われ、一人で   いると不安になって誰か相手が必要となる)


 
  5)考え方、視野が狭い

   (特定の他人の問題で頭がいっぱいで、地域社会、自然などへの関心、貢献が薄   くなる。友達からも離れ、孤立してしまい、あるのは自分と相手と自分だけの   狭い世界となる)
 



  6)現実、事実をはっきり把握することができない

   (否定・否認をして相手との問題や物事をありのままに受け入れず、あまり大した      ことでもないように思い込んだり、真実を隠して表面はなんでもないようにふるま      ったりする。なにか嫌なことが起こると、無意識のうちに、心深くに押し込んでし      まう。)


 

  7)コミュニケーションの技術に欠ける

   (相手に自分のいいたいことをはっきりと表現したり、自分に必要なものを要求  したりできない。何かを頼まれると「ノー」と断りたくても、つい「イエス」言ってしまう。自己をはっきり表現することができず「いいえ、できません」と断ることができない。相手や他人のことばかり話し、自分を主体にする  話し方ができない)



 
  8)他人と自分とのバウンダリー(境界線)がはっきりしていない

   (相手からの心的、性的、身体的な侵入を許したり、相手や他人の問題におせっか     いに入り込んだりする。相手が落ち込んでいるのを見ると、自分も滅入ってしまっ     たり、その人の気分を変えようと必死になったりする。)



 
  9)自分のからだから出るメッセージに気づかな

   (繊細な感情が麻痺してしまっているので、いろいろな感情の適切な表現ができ   ない。何か変だなと感じた時に、胸がドキドキしても、その注意警報に注目せ   ず、同じことを何度も繰り返す。)


 
  10)怒りの問題を持っている

   (怒りを爆発させるような人と一緒になって、怒りを恐れに摩り替えたり、または適切な怒りの処理の仕方がわからず、長い間ためておいた突然フラストレーションを爆発させたり、自分より弱い他人に八つ当たりしたりする。かげで悪口や愚痴を言うことも多い。) 


   
   11)物事を極端にとらえ、ほどほどにするということができない

    (小さい出来事と大きい出来事との見分けがつかない。どちらに治しても同じように極端な対応をしてしまう。黒か白かをはっきりしすぎたり、自分が正しくて他人が全く間違っているとか、または反対に全部を自分のせいだと思い込んでしまいバランスが取れない)



   12)忍耐強く待つことができない

    (相手が何かをすると反射的に行動したり、せかせかと動き回って余分な心配を   する。相手の不全な行動に対して必要のない我慢はするが、長い目で見てじっ   くりプランを立てて、じっくり静かに時を待つということができない。


 
   13)罪の意識によく襲われる

    (相手に欠点を指摘されるとすぐに鵜呑みにしてしまう。相手に問題があるのは自分が何か悪いからだと思い込み、自分がもう少し努力すれば、また自分の欠点を直せば相手がよくなるだろう、変わるだろう、愛してくれるだろうと必死になる。相手を救わないで離れたりすると、肥大罪悪感に襲われる)


 
   14)過去の間違いから学ぶことができない

   (相手に対する憤慨と哀れみと許しとを、かわるがわるに何度も繰り返す。少し互いの関係の調子が良くなると、激しい憤りや悲しみを感じていたことなどを忘れ、相手の良い点だけが思い出される。こうして過去に何回も起こった苦い経験から学ぶことができず、同じ間違いを繰り返す)



 
   15)被害者意識に取りつかれる

    (相手を救おうとするがうまくいかないので、相手を責める。相手を責めても相手は変化しないので、最後に自分はこんなに相手のおかげでみじめになったと被害者意識に取りつかれ、弱弱しくなる)

 

   16)自分や自分の周りに害があるのに、波風を立てないようにしようと四苦八   苦する
     
    (相手を喜ばせようとして相手に合わせ、なんとか葛藤をさけ、相手が怒らないように、相手が少しでも迷惑に思わないようにと異常な努力をし、和を保つ努力をし、周りの人にも強制する)
    
   

 
   17)愛情としがみつきを取り違える

    (愛するということは、胸がドキドキして相手から離れられなくなることだと   思い込んでいる)



 
   18)権威者を恐れる

   (権威のある相手、地位のある相手、怖そうな相手―例えば、先生、上司、警察官や役人、怒鳴る人などの前に出ると小さくなってしまってビクビクし、相手から批判されたり、認められないのではないかと恐れる)



     
   19)理想論、ファンタジー(空想)、社会の掟にとらわれる

   (「相手はこうするべきだ」「ああするのが当たり前だ」「~するのが普通だ」と建前論的な理想論や道徳論にとらわれたり、「相手はきっと~するだろう」「こうなるはずだ」というファンタジーや、「社会がこうだから」「みんながああいうから」と社会規範やまわりのせいにする)
 
 


 20)相手の気分を敏感に察して、先へ先へと頭を働かせる

  (常に相手の顔色をうかがって、すばやく相手のムードを読み取り、先回りし   て次にどうしたらいいのかと心配するのに忙しくて、今現在起こっていること   がつかめなかったり、今この時を楽しむことができない




 21)嘘をつかなくても良いときに嘘をつく

   (自分に対して正直になれず、自分の中から出てくる思考・感情を否定したり、疑ったり、無視したりする。つく必要のないときに、つい宇曾を言って相手をかばったり、その場をつくろったりする)




 22)自己の確立ができていない
    
    (自分の力を信じず、相手に幸せにしてもらおうと思っている。自分の人生の目的や、自分はいったい誰なのかがはっきりせず、自分を大切にできない。自分を肯定し、受け入れることができず、自己主張できない。)





共依存といっても、いろいろ違った症状を示します。以上のような行動、思考や人間関係が主なものです。全部の項目が当てはまらなくても、もし多くの項目が当てはまれば、共依存であるといえるでしょう。

相談に来るアダルトチルドレンのなかでも、表面的には何の問題もないように見えるのに、共依存的な人間関係のクモの糸にからめとられて苦しんでいる人たちは多いのです。

家族が機能しないとき、人がアディクションなどの問題をいつまでも抱え続けているときには、そこに必ず共依存的関係が存在します。この共依存の関係を変えないことには、問題の解決はあり得ません。

また、他人の問題に目がいっていると、自分の問題に気づかず、自分の癒しがおざなりになってしまいます。



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(「アダルトチルドレンと癒し」西尾和美著 より)



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