「心の傷を癒すカウンセリング366日」(今日一日のアファメーション)西尾和美より
12月4日
『相手のHATSに注目する』
自分は生きるのに、あたいする人間です。
自分は自分のままでいいのです。
自分は愛するに、あたいする人間です。
自分は、自分の居所をつくっていいのです。
自分を、うんと好きになります。
自分がHATS(Hungry,Angry,Tired,Stressed)―帽子をかぶっているとき、お腹がすいていたり、怒っていたり、疲れていたり、ストレスがあったりするのに気がつくようになり、それに対処し自分の世話ができるようになったら、今度は相手やまわりの人のHATSに目を向けてみましょう。
相手にイライラして「どうして部屋をきれいに片づけないのか」などと責めるように言われたとき、相手が疲れていることがわかっていたら「私だって忙しいの。自分で片づけたらどう」と防御的になったり、責めたりするかわりに「あなた、仕事が忙しくて大変ね、疲れているんでしょう。一緒にお茶でも飲んで少し休みましょう」と言えば、大きな口げんかは防げるかもしれません。
たとえ防げなくても、自分は火に油を注ぐようなことを反射的に言い返さなかった、という自信がついて自尊心が高まります。
ただ気をつけなくてはならないのは、自分のHATSにまず注目し、自分の世話ができ、はじめて相手のHATSについて配慮するということです。
もし、相手があなたの新しいアプローチを習いたいと望んだら、HATSをかぶっている状態について知識を分かちあいましょう。