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皆様こんにちは😊楓です。
「真のダイバーシティをめざして」
〈特権に無自覚なマジョリティのための
社会的公正教育〉
著:ダイアン・J・グッドマン
「私は差別なんてしていない」とおもっている
あなたへ
シリーズ②です。
前回のシリーズ①では、「ダイバーシティと社会的公正」
についてまとめました。
シリーズ②では「特権集団について」を
まとめています。
前回もご紹介しましたが、
"学ぼう、考えよう、成長しようとする人を
手助けするとき、私たちはいつも教育に
携わっている。
教育するということは、知識を増やし、
技能を磨き、意識を高め、批判的思考力を
育てることだ。"
私はこの「批判的思考力」という言葉が
大好きです。
これは、多くの意味がありますが、
相手を批判ばかりするということではなく、
その中のひとつに権威主義にならない
ということです。
〇〇医師が言っていたから
この薬や治療方法は間違いはない!
〇〇弁護士はこう言ってた!
〇〇議員が国民を騙す訳がない!
総理大臣は男性がなるべき!
など、性別や地位、職業などだけで相手を
判断し、全てを鵜呑みにせず、社会的公正を
学び、批判的思考力を発揮し社会で生活し
生きることが大切だと私は考えています。
そして、「差別なんかしていない」という
思考にも批判的思考力を発揮していこう!
と、いう前提があります。
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特権集団に属する人々という用語が
あるということは、優位でない集団の人々も
いるということである。
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私たちは社会的アイデンティティによって
支配集団か属性集団かに分類される。
抑圧は社会(特権集団)が個人をどう評価し、
名づけるかによって起こるのであって、
人々が自らのアイデンティティをどう定義
するかによって起こるのではない。
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▫️正常性(Normalcy)
→その文化、その社会において支配的な規範は、
特権集団の特徴を土台にして成り立っている。
→特権集団が基準となって他の集団が判断される。つまり、特権集団が「正常」とみなされる
のである。
→正常性の基準は、何が良く、何が正しいのかを
規定する際にも使われる。
→文化的規範はやがて制度化され、政策や
社会的習慣として確立されていく。
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いわゆる「良い家族」とは(依然として)
家で育児をしている母親と外で働いて収入を
得てくる父親というイメージに基づいている。
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例えば、以前勤務していた会社では、大型連休や
長期休暇になると、「帰省」の話になる。
「今年は実家に帰るの~?」という会話は
気軽に誰もがしている。
もれなく、私も聞かれていたが、
バツが悪そうにしながらも
「あ、ごめーん、実家ないんだよねぇ!」
と、明るく謝罪してくる。
休み明けに、それぞれの行った土地のお土産などを
持ち寄ることを知らずに、
「あなたはもらってばかりで何もないの?」と
してにされ、そのご注意を受けた。
その時に、「どこにも行っていないので…」
と、説明するとそんなわけないでしょ?!
信じられない!と言われた。
私は子ども時代のほとんどを児童養護施設で
過ごしており、一家離散の状態だ。
お金がなければ、長期の休みがあっても、
帰省する家もないし、どこにも旅行にいかない
という選択は不思議なことではないのだか、
その会社の中では、信じられない!と驚かれた。
祖父母宅があり、父母がいる実家があり、
その日にきょうだいたちが揃い、家族で顔を
合わせることがマジョリティなのだ。
「家族」をめぐる文化的規範を強く
思い知らされた出来事は一度や二度ではない。
その会社の中では、単身者で家族もいないなんて
孤独で可哀想な人というイメージを付けられたが、
その時は、ひとりだったとしても休み中は楽しく
過ごしていたので心配はご無用です 笑
このような文化的規範が深く根付いている例は
日本においては伝えきれない程ある。
「何にんきょうだい?」
「お父さんは何のお仕事?」
「ご出身は?」
「どんな教育されたのか?
親の顔が見てみたい…」
(新入社員の教育実習の場所で)
きょうだいを聞かれて、10人と答えると
多くの方々は驚愕する。
(目を見開き) は?
今、この時代に?!
多すぎ…
多くは良いイメージではないらしい。
私について聞かれれば、即答することは
出来るが、私という人格を超えて、
家族について聞きたがる人は多い。
自立支援施設を退所する前に、
今住んでいる物件を探した時も酷かった。
「保証人」「緊急連絡先」は家族で
お願いします。
病院に入院し緊急手術をした時も、
緊急連絡先(家族)を言うまで手術は出来ないと
手術室の目の前で一悶着があった。
日本社会においては、家族の居場所を知らない
人達、家族がいない人はマイノリティなのだ。
私の場合は、大人になり気がついた時には
戸籍すら独立したものになっていた。
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個人のアイデンティティが問題となるのは、
その人が私たちの考える規範からはずれている
場合であることが多い。
規範に一致している場合はその人の社会的
アイデンティティが問われることはなく、
言語化されることもない。
例えば、「女医」といった呼び方や、
「アラブ系の店主」「ラテンアメリカ系ビジネスマン」
と言った表現を、そういう定義が不要の
文脈においても使いがちである。
一方で、上記と同じ職業の人を指すのに
「男性の」や、「白人の」、「健常者の」、
「異性愛の」といった言葉を使うだろうか。
規範の外に身を置いて見ない限り、
私たちが慣れ親しみ、「普通」と捉えている
ものが何であるかに気づかないことが
多いのである。
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当時、このページを読み「ハッ」としたことを
覚えている。
子どものころな「施設の子」とよく言われ
からかわれていた。
不快なので、振り払おうとすれば、
「施設の子は乱暴だ」と責めたてられる。
多くのいじめっ子は他の子どもに対し、
「一般家庭の子」と言って
私以外の子どもをからかうことはなかった。
「施設」「貧乏大家族」「施設に住んでるからブス」
「汚い」「捨て子菌」など、テレビの影響もあるのか、
自分ではどうすることも出来ないことで
バカにしたり、貶したりする。
それらは、子どもの世界だけではなかった。
ある日、私が住んでいた施設の子ども(1年生~6年生)
が呼ばれ別の教室に移された。
「少しの間、君たちはここで勉強するからね」
理由は、施設の子どもは乱暴だから、
一般家庭の子どもと分けて欲しい。という
保護者からの連絡があったそうだ。
その時は驚いて、全員黙り込むしかなかったが、
帰り道、皆の怒りが爆発していた。
「なにもしてないのに!」
「いじめるやつの方が悪いだろう!」
様々な怒りを言葉にして、帰ったが
皆、その日は部屋から出ずに泣いていた。
私も怒りで震えたのは初めての経験だった。
その隔離教室は、施設からの抗議もあり
2週間程で終わった。
おとなになった今でもわすれられない
出来事となった。
このような話をすると、必ずポーンと投げられる
言葉がある。
「(絶対)施設の子どもの中に暴力的な
子どもがいたからでしょ?」(あなた達が悪い)
「そんなことが本当にあるの?」(嘘みたい)
先程の著者の例を借りれば、
施設に住んでいない「普通の子」が、
無差別に、各学年から隔離されることが
あるだろうか?
自分の子どもが学校で〇〇という嫌な出来事が
あったよ!と報告してきたときに、
「そんなことが本当にあるの?」と答える
おとなはいるだろうか?
多くは、そのような聞か方をせずに
違う言葉を選び対話すると思う。
これらの社会的規範をおとな達が自覚しなければ、
子どもに教えることは出来ないと思うのです。
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正常性(normalcy)はどのように内面化
されるのだろうか。
中略
ある集団が規範を満たしているとき、その集団は
「客観的」で「中立的」であると見なされるし、
自身もそう理解する。
そして、他の集団は偏見や政治的目論見を
持っているとされる。
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優位性(Superiority)
以上のような正常性の感覚は、優位性の
感覚にもつながっている。
正常であるということは、より良いと
いうことでもあるのだ。
つまり、差異が「優れている・劣っている」に
転換され、特権集団の属性が勝ち組とされる。
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日本でも、ホームレスバッシングや生活保護者、
精神、身体障がい者のバッシングには終わりがない。
「自己責任」という言葉が他人を責めたてる
言葉として定着している日本では、パワハラを
受け、長時間労働が原因で亡くなった方への
自己責任論がSNSで並んだのを見た。
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特権集団に関連づけられるか、被抑圧集団に
関連づけられるかによって、同じ特性でも
違う呼び方をされ、異なった評価をされる時もある。
男性なら「リーダー」だが女性なら「お局」
白人なら「やり手」だがアジア人なら
「ずる賢い」となる。
このように、特権集団は自分たちの特性は
好ましいものとして持ち上げ、他集団の特性は
歪めたりさげすんだりする。
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特権に無自覚なマジョリティのための
社会て公正教育
サブタイトルにもあるように、多くの
マジョリティは「私は差別なんかしていない」と
思っている無自覚なマジョリティだ。
もちろん私も含め、「私は差別なんかしていない」
と、思った方には是非おすすめしたい1冊です。
総務省の資料/「人口動態・家族のあり方等 社会構造の変化について」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000452791.pdf
令和2年国勢調査
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka/pdf/outline.pdf
例えば、このような資料を読んで見ると、
日本の家族のあり方についての変化もとても
大きなものとなっている。
"我が国の総人口は、2008年をピークに、今後100年間で100年前(明治時代後半)の水準に戻っ ていく。この変化は、千年単位でみても類を見ない、極めて急激な減少。"
このような資料をみれば、私たちの住む日本も
急速なライフスタイルの変化、社会変動は、
最早遠い未来ではないということです。
私たち自身が生活する中での特権を知ることで
「差別や偏見」「抑圧」や「支配」を自覚して
いくことが「差別」を減らしていくことにも
つながっていくのではないでしょうか。
次回のシリーズ③では、引き続き
「特権集団について」の章をまとめています。
シリーズ②を読んでくださり、
ありがとうございます。
❁✿✾担当:伊藤 楓
毎週、月曜日と金曜日。月に計8回で更新しています ✾✿❁︎
※ この本は、シリーズでお伝えしていきます。
-----------------------------٭•。❁。.*・゚ .
優越感は、いつもあからさまに意図を持って
伝えられているとは限らない。
劣勢集団の人々を「自分たちと同じ」にしようと
するのは、優位性の原理が働いている証拠であり、
そこには「私たちのやり方」の方が良いという、暗黙のメッセージが発せられているのである。
ダイアン・J・グッドマン
―――
様々な本に出逢える幸せと
この記事を読んで下さる皆様へ感謝致します。
楓
-----------------------------٭•。❁。.*・゚ .゚・*.❁。.*・٭•。
【伊藤 楓:ご紹介した本】
「真のダイバーシティをめざして」
〈特権に無自覚なマジョリティのための
社会的公正教育〉
シリーズ①
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/11/01/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ①
「何を喪失したのか分からない」
→ https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/07/16/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ②
子どもが「見捨てられる」
→ https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/07/19/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ③「境界の混乱」
→ https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/07/23/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ④「喪失が与える影響」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/07/26/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑤「現在の痛みのサイクルに気づく」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/07/26/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑥「痛みに対する感情の反応」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/08/06/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑦「痛みに対する感情の反応【激怒】」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/08/09/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑧「痛みに対する感情の反応【うつ】」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/08/13/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑨「痛みに対する感情の反応【うつの急性症状】」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/08/16/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑩「痛みに対する行動上の反応」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/08/20/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑪「痛みに対する行動上の反応」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/08/23/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑫
「自由への4つのステップ」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/08/27/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑬
「インナーアダルトを育てる」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/09/03/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑭
「核となる5つの力 ①自分を認める力」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/09/06/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑮
「核となる5つの力 ②コントロールをある程度手放す」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/09/10/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑯
「核となる5つの力 ③感情を感じる力」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/09/13/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑰
「核となる5つの力 ④ニーズを見分ける力」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/09/17/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑱
「核となる5つの力 ⑤ 限界と境界を設定する力」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/09/20/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑲
「自分を幸せにできる人になる」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/09/24/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ⑳
「秘密はいらない、役割はいらない」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/09/27/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ21
「秘密はいらない、役割はいらない~秘密の起源」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/10/01/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ22
「秘密はいらない、役割はいらない ~
影の中から踏み出す、自己否定感から踏み出す」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/10/04/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ23
「役割に気づく」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/10/08/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ24
「役割に縛りつけていた信念」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/10/11/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ25
「新しい関係をつくる」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/10/15/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ26
「家族にあなたの痛みを話したいなら」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/10/18/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ27
「直面化して痛みの原因を終わらせる」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/10/22/120000
「子どもを生きればおとなになれる」シリーズ28 最終章
「自分を許す、他人を許す」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/10/25/164200
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「考える人とおめでたい人はどちらが幸せか」
シリーズ①「考えることを楽しめ!」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/07/09/120000
「考える人とおめでたい人はどちらが幸せか」
シリーズ②「どうして学校に行かなければならないのか」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/07/12/120000
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「世界最高の教室」シリーズ①
「生きる力をつける」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/06/28/120000
「世界最高の教室」シリーズ②
「問題解決型学習」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/07/02/120000
「世界最高の教室」シリーズ③
「自己主導性」
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/07/05/120000
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「新・子どもの虐待」
シリーズ①「子どもの虐待対応フレームワーク」について
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/06/04/120000
シリーズ②「エンパワメントとレジリアンシー」について→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/06/07/120000
シリーズ③「子ども観と子ども像」について
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/06/11/120000
シリーズ④「体罰の六つの問題」について
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/06/14/120000
シリーズ⑤「怒りの仮面」について
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/06/18/120000
シリーズ⑥「性的虐待の深刻さ」について
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/06/21/120000
シリーズ⑦「DVが及ぼす影響」について
→https://npoacoa.hatenablog.com/entry/2021/06/25/120000
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〇エンパワーチャンネル1/2
「社会的養護の当事者が語る 前編 伊藤 楓」
〇エンパワーチャンネル2/2
「社会的養護の当事者が語る 後編 伊藤 楓」
→ https://youtu.be/KTi7y8lQx8Y
〇エンパワーチャンネル→https://youtube.com/channel/UCifhmLrFFzWMz5Eq8mr-hTA
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