西尾和美「365日のアファメーション」より
8月10日
静かな勇気を持つ
自分は生きるのに、あたいする人間です。
自分は愛するに、あたいする人間です。
自分は、自分の居所をつくっていいのです。
自分を、うんと好きになります。
静かな勇気を持ちましょう。
大きなできごとを成す大英雄になる必要はありません。
人の生命を、自分の生命を犠牲にして助けるというドラマチックな機会は、そうあるわけではないのです。
しかし、自分の人生を少しでも良くする、まわりの人の人生を少しでも良くする、小さな勇気を発揮する機会は毎日あります。
こういう勇気は静かなもので、はなばなしくはありません。
思いやりがあってやさしく、しかも自分の信じることを逆境にもかかわらず、やりとおします。
苦しさや痛みにもくじけないで、現実をしっかり見とおし、自分がより良い人間になるよう、癒しへと努力します。
大きな目でものごとを判断し、決定し、実行に移していきます。
その結果、まわりの人も影響を受けて、その人の人生の癒しがはじまり、より良い方向に進んでいきます。
このような小さな、静かな勇気が、子どもの虐待を防いだり、妻の虐待を防いだりするきっかけになるかもしれません。