7月23日
幸福感と、失望感のバランス
自分は生きるのに、あたいする人間です。
自分は、自分のままでいいのです。
自分は愛するに、あたいする人間です。
自分は、自分の居所をつくっていいのです。
自分を、うんと好きになります。
回復、改善の道を歩きはじめてしばらくすると、進歩が止まったような気がするときがあります。もう解決したと思っていた問題がまた戻ってきたりします。
もう、こんなに困ったり、苦しむことはないと思っていたのに、また痛みが返ってきます。
これは回復の道で出会うノーマルな状態です。
たとえ共依存やAC に特有の数々の行動――たとえば他人をコントロールしようとする――を捨て去っても、日常生きていくことにつきものの問題は毎日出てきます。
いつもいつも、幸福で楽しい人生を送ることができると思うのはファンタジーです。
失望も悲しみも、心の傷も、寂しさも、恐れも人生にはあるのです。
ただ、回復、改善を続けると、幸福感、楽しい感じと、失望、悲しみなどの感じとのバランスがとれてきます。そして、悲しみ、痛み、心の傷、恐れなどを感じたとき、どのように対処していったらよいのかがわかってきます。