「怒りは癒しの支柱」という言葉もあります。
今回は「怒り」について、エリザベス・キューブラー・ロス著『永遠の別れ』の
「喪失の五段階」より抜粋・紹介します。
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「怒りについて」
・怒りは治癒のプロセスにとって必要な段階のひとつである。
・たとえ怒りが永久に続くように感じたとしても、自分の怒りを存分に感じきった方がいい。
・怒りをリアルに感じれば感じるほどに怒りは消えはじめ、その分だけ治癒が生じる。
・怒りの背後にはさまざまな感情が隠されていて、いずれはその感情に気づいていくものだが、我々がいちばん対処し慣れているのが、じつは怒りの感情なのだ。
・隠れている他の感情に直面する準備ができるまで、それを感じることを避けるために、無意識のうちに怒りの感情を優先させている例が少なくないのである。
・怒りは心身を極度に消耗させる感情だが、あまりに長期間にわたって心身ともに消耗しきってしまわない限り、感情処理の一部として有効な場合が多い。少なくとも、怒りの最初の波を乗り越えるまでは、怒りの感情が役に立つ。
・最初の波が過ぎ去ったら、怒りの背後に隠れている感情を探る準備ができている。
ただし怒りの感情は、悲嘆のプロセスの随所で、さまざまなかたちをとりながら何度も戻ってものである。
・怒りの背後には痛みが、自分だけの痛みがある。
・怒っているとき、自分が見捨てられ、孤独だと感じるのはごく自然なことなのだが、残念ながら、われわれは怒りを恐れる社会に住んでいる。
・怒りを場違いで不適切で、不当なものだと考えている人がたくさんいるのだ。怒りは粗暴で、慎みがない感情だと感じている人もいる。怒りへの対処法を知らないとしても、それはその人たちの問題だ。しかし、怒っている人がいますべきことは、怒りに身を任せて、自身の怒りを全うすることなのだ。
・怒りは力であり、安定に役立つ錨(いかり)にもなる。怒りは喪失という無の状態に、一時的にかたちを与えるものである。
・そうしたかったら大声で叫んでも構わない。ひとりになれる場所で、そこで感情を思い切り吐き出すことだ。
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