2019年10月13日に開催した「当事者と語る暴力のない未来」イベントのブログより転載します。要望案練り上げのためのご協力のお願いです。
neggyです。
イベント後から体調不良等重なりすっかりご無沙汰になってしまいました。
改めて、10月13日のイベントにご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。
涙ながらに、しかし凛とした声で自分の体験を語ってくださったトリーさんとSevaさん。
ご自身の体験を思い出して涙を流しながらも、市議として虐待・DV問題に取り組む意欲を力強く語ってくださった北九州市議村上さとこさん。
当事者の気持ちに静かに寄り添いながら、弁護士活動等の中から見える虐待・DV問題や人権問題をわかりやすく説明してくださった後藤とみかず弁護士。
壇上ではなく参加者(当事者)と同じテーブルで、当事者に囲まれて熱心にメモを取りながら、積極的に議論に参加して下さった福岡市議あらき龍昇さん。
同じく、当事者と同じテーブルで、過去のNGOスタッフとしてのロビイング経験や海外のシェルター視察などの話も交えて虐待・DV問題や市民活動についてもアドバイスをくださった山内康一衆議院議員。
(※当初は、先約があり途中で退席されると伺っていましたが、最後まで残ってくださり本当にありがとうございました)
イベント設営・運営を手伝ってくれたアコアの仲間たち。
そして、この場所に集まってくださった、たくさんの『スター』(※)たち。
直接お話しできなかった方々がたくさんいますが、
おひとりおひとりに心から感謝します。
本当に本当にありがとうございました。
(※「『被害者』と呼ばないで」という話がディスカッションのときに別グループから出ていました。実は私もこれは常々感じていました。便宜上、私自身も使うことも多いですが、私が過去に参加したレジリエンスさんの講演会で「被害者」ではなく「☆(星)さん」と呼んでいたので、今後はneggy発案で「スターさん」という言葉をなるべく使っていこうと思います)
・・・以上が前段で、今回はイベントに参加してくださった皆様に再度のお願いです。
このイベントの目的は「当事者がつながる・語る」だけでなく、実際に困っている問題を「変えていく・解決していく」ことです。
ディスカッションの際に、参加者の皆様に3色ポストイットをお渡しして「良かったこと」「今困っていること」「変えて欲しいこと」を書いて頂きました。
後日、アコアでミーティングを開き要望案練り上げを行おうとしましたが、黄色の「変えて欲しいこと」だけでも30個以上ありました。
そして、月1回のミーティングの中で要望の背景をヒアリングをしていく作業だと、要望案完成までに1年以上かかるのでは・・・という意見になりました。
そこで、大変申し訳ないのですが、改めて『今一番困っていること・こんな風に変えて欲しい』ということを一つだけ、再度アコアに送って頂けないでしょうか。
※イベント内で、あらき市議が「やっぱり当事者でないとわからないことがたくさんある。具体的に伝えてもらったほうが我々議員としても動きやすい」とアドバイスを下さいました。
例)
・△「虐待親から逃げている。支援制度をもっと充実させてほしい」
⇒〇「自分を虐待していた両親とは絶縁状態。しかし、手術が必要な病気が見つかり、手術の事前説明に親の同席が必要で、同意書や入院費保証人にも親のサインがいると病院に言われて、手術を受けられない。保証人を紹介するNPOや会社もあるようだが信頼できるかわからないし費用も高すぎる。公的な保証制度を作ってほしい」
・△「DV被害者です。支援制度や手続きが大変です」
⇒〇「DV被害者です。支援を受けるために、役所・相談所・警察・病院・弁護士を駆け回らないといけなかった。一つの窓口で情報共有や手続きができるよう、ワンストップセンターを作ってほしい。
役所内でも児童相談課・DV相談課・課税課・保険年金課・戸籍課・・・などたくさんの窓口をまわらないといけなかった。案内不足や手続漏れがあり、何日も役所に通った。役所内でもワンストップで手続できるようにしたり、必要な手続きをチャート化して案内して欲しい」
(※この例は私が数人の方から実際に受けた相談をもとにしています)
2020年1月31日までに、アコアにメールまたは下の匿名フォームからお知らせ頂けたらと思います。
【メール】 npoacoa@gmail.com (※件名:「要望案」でお願いします)
【匿名フォーム】 10・13イベント 要望案記入フォーム
(フォームからメールアドレスは収集されませんのでご安心ください)
foms.gle
何度もお手数をおかけして申し訳ないのですが、
イベント内で皆様から頂いた意見を確実に形にして変えていくために、どうかご協力お願い致します。
また、このイベントの後、このような集まりを定期的に開いてほしいというお声もたくさん頂いたので、今後「to next(トゥーネクスト)会」として定期的にミーティングを開いていきたいと思います。(スケジュールは随時お知らせします。)