~DV虐待体験から学ぶ、本当に必要な支援~2019年10月13日開催 アミカス市民講座
https://family-violence.hatenablog.jp/より転載します。
https://family-violence.hatenablog.jp/entry/2019/09/13/162815
目黒虐待死事件の記事紹介:『DVの“車輪構造”と児童虐待と虐待の構造』
こんにちは。 neggyです。
このブログのアドレスにfamily violence(ファミリーバイオレンス、FV、家族間暴力)という言葉が使われています。
家庭内で行われるDVや児童虐待。
そのDVの構造と児童虐待との関係がわかりやすい記事があったのでシェアします。
皆さんご存知の通り、2018年3月、東京都目黒区でたった5歳の女の子が食事も睡眠も満足に与えられず「おねがい ゆるして」と反省文を書かされて殺された事件が起きました。
この事件の後、「DVと虐待を一本化して対策しなければ、子供の命は防げない」という声が専門家から上がり、児童虐待防止法の見直しが行われました。
そして今年春には内閣府男女共同参画局によって『DV等の被害者のための民間シェルター等に対する支援の在り方に関する検討会』報告書がまとめられ、その中でもDV・虐待の関連に注目し「ファミリーバイオレンス」という言葉を用いて問題提起が行われています。
http://www.gender.go.jp/kaigi/kento/shelter/siryo/pdf/print_all.pdf
・DVと児童虐待とが絡んで発生している「ファミリー・バイオ
レンス」ケースの全国的な分析が必要。
・「支配とコントロール」等のDV構造の正しい理解、社会の偏
見等を解く必要。
・児童相談所と配偶者暴力相談支援センターとの情報共有、連
携強化が必要。
今、その母親に保護責任者遺棄致死罪を問う裁判が東京地裁で開かれています。
以下の記事は、9月6日の公判で、夫による妻へのDVの影響を証人として呼ばれた精神科医が説明したものですが、これを読むと上記の報告書であげられた問題提起の重要性がわかります。
辛い描写もたくさんあるのですが、ご無理のない範囲で、たくさんの方に読んで頂きたいと思います。
「典型的で、最悪なケース」精神科医が法廷で語ったDVの“車輪構造”と児童虐待【目黒5歳児虐待死裁判・証人尋問①】
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d77b89fe4b0645135754f52
また、上に書いたように、児童虐待防止法の修正案が今年5・6・月に衆参議員で可決されたのですが、民法の懲戒権の削除など、まだまだ大事な検討事項が課題として残っています。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000157746.html
DV虐待問題に心を痛めなんとかしたいと願い、このイベントに集まってくださる皆様の声をたくさん届けて、1人でも多くの被害者が救われるような法改正や制度運用改善につなげたいと思います。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
お申込みはnpoacoa@gmail.comまでお願い致します。
(託児在ります。ご連絡ください。)